過去問は本当はいつから始めれば良いの?



入試が少しずつ近づいてきました。
2月1日が入試本番だとすると残り150日くらいだと思います。
夏が順調で成績が大幅に上昇しているお子様から、伸び悩んでいるお子様、どちらかというと低迷しているお子様、様々だと思います。


以前から主張しています通り、9月以降の学習は夏期講習より重要です。
論理的に考えることが段々できていきますので、いままで以上に難問に立ち向かうことが可能になります。
また、いままでのミスをした体験から、どういうときにミスをしやすいかがつかめてきたお子様は、それが解消するころでもあります。


夏に伸びたお子様もそうでないお子様もこれからのがんばり次第です。


6年生の後期になりますと、塾の復習以外に過去問をやる必要があります。
塾の方針としては、9月スタート推奨と、11月スタート推奨のどちらかに分かれると思います。
11月スタート推奨の塾が多いと思います。


11月スタートを推奨されている理由は、いまの時期に解いてもあまり解けないからです。
解けないと、「不安に襲われる」、「自信をなくす」などネガティブになりがちですので、それを排除したいからです。
まだ塾の復習をしっかりやって欲しいという理由もあるでしょう。


また、少数派かもしれませんが、9月スタートを推奨されている理由は、押さえの学校ならば9月でも解けるはずだからというのと、なだらかな計画を立てたいからです。


言い方を変えますと、できなくても、こんなものと割り切れるならば9月から始めても良いことになります。
「9月ではできないのはあたりまえで、11月くらいからできるようになります」としっかり伝えられていたら、不安に襲われることもありませんし、自信をなくすこともないでしょう。


ところで、9月から始めなければ量が多すぎて大変なのでしょうか?
第一志望校10年分、第二志望校5年分などと杓子定規的に言われることもありますが、開いた口がふさがりません。


例えばダイエットしたい人は、60キロを目指すならば1日のカロリーを2000kcalと言われますが、不思議でなりません。
生活パターンや年齢によって消費カロリーが異なりますので、あくまでも目安でしかありません。
家にいるか、外出のときはほとんどクルマの私は、1日の摂取カロリーは1500kcalくらいだと思いますが、痩せません(^^ゞ
来年はスポーツジムに行こうと思ってますが…


過去問は、問題量の把握、体感難易度、答案用紙の雰囲気の3点がつかめれば十分です。
過去の問題を完璧にすれば、本番もできるようになるということは、どうしてもつながりません。


過去問演習は点数が出るなど刺激があり、楽しい勉強になりますので、いままで復習では精彩を欠いていたお子様が嵌まる可能性があります。
そういう場合は、たくさんやっても良いと思います。


典型題は強いけど、過去問に出てくるような捻りには弱いという場合も、捻り練習を充実するために過去問をたくさんやっても良いと思います。


つまり、個々のお子様の状況によって、どのくらいやるかの適正量が決まります。
一律で10年分などは、昭和というか体育会系というか軍隊のようです。


前述しましたように、この時期になると、論理力がついて、いままで理解できなかった問題が理解できるようになるお子様が増えます。


このような時期に過去問に時間をかけるのはもったいないと言えます。
いままでできなかった問題をもう1回くり返していく勉強がかなり有効です。


そして、その論理力は9月よりも11月、11月よりも12月や1月の方が高まります。
論理力は分かりませんが、記憶力は12~14歳くらいが人生最大といわれていると思います。
受験勉強を通じて早熟傾向なお子様なら12歳がピークかもしれません。


そうすると、過去問を11月から集中するよりも、早めから始めて、11~1月も過去問演習は増やさずに、難しめの問題をやったり、大量暗記にあてたりする作戦も有りではないでしょうか。


難問を出題する、栄光や渋幕や麻布などは早めに1年分解くなんてことは難しいですが、そうでない学校であれば、第1~4志望校くらいまでをローテーションを組んで、9月から定期的に始めても良いと思います。


11月以降過去問ばかりの息苦しい勉強にならないだけでなく、弱点(強化の必要な)単元の早期発見にもなりお勧めです。


過去問で力をつけたいとか、点数ゲームで刺激を受けたいなどではない場合は、2年分やれば十分です。
上記の3点セットは2年分でつかめます。


よく塾講師で「○年分もやったのは君たちだけだ!」と激励しますが、あまりにも論理的ではないと思っています。
たくさんやった子が、今年は傾向が変わったと蒼い顔をするケースもありますし、過去問をやったらどうして力がつくかと考えても、答えが分かりません。


「何故か力がつくんだよ!!」なんて言いたくもありませんので。


平均3年分やったとして、同じ学校を複数回受けることや1月受験などを考えて、5種類の学校を受験するとなると、4教科で4×3×5=60回のテストになります。


150日で60回で、1週間に3回くらい実施です。
仮に11月から始めると90日で60回で、1週間に4、5回になります。


そのくらいの頻度になると、解いて、○付けして、点数を見て、一喜一憂して終わりということになりかねません。
証拠・実績づくりではないので、解けばいいわけではありません。
解いた後のていねいな後処理が大切です。


さっそく行動に移した方が良いと思います。

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