栄光学園東大合格者数激減について思うこと


毎度のことですが、私のブログは長い方だと思います。にほんブログ村の受験カテゴリーで字数偏差値をつけたら、おそらく偏差値70以上だと思います。最後まで読んでくださっている方もいると思いますが、考え方が合わず、途中で退散という方もいると思います。しかし、今回は、真意を正しく伝えたいと思いますので、途中退散は無しでお願いしたいと思います。退散するのなら、いまのうちで、タイトルも忘れていただきたいと思います。

では、本題に入ります。プレジデントFamily春号を買いました。インターエデュで「内容が良くなった」と書かれているのを見たからです。
それについての感想はここでは書きませんが、今回の目玉企画かどうかは分かりませんが、安田氏の「伸びた学校・沈んだ学校」は、酷い企画だと思いました。ふざけた野次馬的な企画ですが、ここまでやると本当にタチが悪いです。東大、国公立医学部の合格者数が多いと伸びた学校で、少ないと沈んだ学校なのでしょうか?小学生並みの思考回路だと思ってしまいます。

例えば、インターエデュのenaは、前身の流れから、以前は難関中にまあまあ強かったと思いますが、難関私立中受験塾に勝機はないとして、公立中高一貫校とネット掲示板に力を入れたのだと思います。これを「沈んだ塾」と呼べるのでしょうか?最近は調べていませんが、増収増益の勝ち組の塾という印象です。

東大合格者数が、次年度の中学入試の人気のバロメーターになることは事実ですが、サンデー毎日のランキング表以上の分析をする必要はないと思います。
よく言われることで、とても違和感があるのは、「現役合格者数は学校の力」「浪人合格者数は予備校の力」というものです。
私には「受験生の力」としか思えません。難関中高には、力のある受験生がいるだけのことです。

いいや!学校の指導力も関係がある!!と思われる方もいると思いますが、どの学校でも、いま在籍している生徒さんに、最もふさわしい教育を提供しているに過ぎないと思います。
学校の校風として、進学により力を入れていたりすることはあるとは思いますが、
「難関校の教師だけ、工夫に工夫を重ね、生徒さんが大学にしっかり受かるように指導し、そうでない学校の教師は、何も工夫せず淡々と授業する」
こんなことはありえるわけがありません。
プレジデント編集部は本気でそう思ってたり…

公立高校では、意味分かっていないのに教えているのでは?と思う教員もかなりいるような気がしますが、それとて、受験生の努力、工夫でどうにでもなることだと思います。

そろそろ誤解を生じやすい危険な領域に入っていきます。表題の通り、今年は栄光学園の東大合格者数が激減しました。そのかわりと言っては何ですが、聖光学院は高い数字を保っていて、ずいぶん差が広がりました。

プレジデント流に言うと、聖光学院は伸びた学校で、栄光学園は沈んだ学校となります。
どうして栄光学園は沈んだのかを、中学入試の問題の方面から書いていきたいと思います。

ご存知の通り、栄光学園の算数の入試問題は首都圏トップの難しさです。2005年から難しくなりました。難しくなるとどうなるかというと、入試本番での大逆転があるということです。いつもは優秀な受験生も、本番で壊滅状態になり、不合格になるケースが生まれます。どんな問題でも来い!というトップレベルの受験生は、1日とか3日の第一志望校に合格し、そちらに進学しそうです。

話が分かりにくくなったので、2日を栄光にする場合と聖光にする場合を具体的に書きます。

  • 筑駒合格間違い無しの受験生
    開成○、栄光○、筑駒◎
    開成○、聖光○、筑駒◎
    となって、◎の学校に進学します。
  • 開成五分五分の受験生
    開成◎、栄光○
    開成◎、栄光×
    開成◎、聖光○
    開成×、栄光×
    開成×、栄光◎
    開成×、聖光◎
    6つのパターンがあります。聖光はオーソドックスで力量が表れやすいテストなので、開成五分五分なら聖光は受かるでしょう。仮に1次で受からなくても、2次で受かるでしょう。

お分かりだと思いますが、栄光のように入試問題が難しく癖があると、抑えに受けるのは危険なのです。抑えには高い確率で合格できる学校を選びたくなるものです。
また、そんな栄光学園にも確実に受かるから抑えにできるという受験生もいますが、そういう場合は本命校に進学することでしょう。

受験生の数が減っていくと、一極集中になりやすくなります。そうしたら、2番手争いで勝つ方法は、その一極に集中した生徒をいかにお裾分けしてもらえるかということです。
桜蔭に対する豊島岡女子とか筑駒に対する開成、聖光です。そのとき、選んでもらえる何かが必要です。
豊島岡女子は、面倒見の良さと、3回チャンスがあり、入りやすさ
開成は、東大NO.1
聖光は、面倒見の良さと、入試問題のオーソドックスさ(新たに対策しなくて良い)、入りやすさ

栄光学園と聖光学院で地理的な要因もあるとは思いますが、入試問題の差で東大合格者数に開きが出たと思います。
もう少し、突っ込んで書くと、聖光学院のようなオーソドックスの問題は優秀な受験生がもれなく受かることに加え、秀才型の受験生が集まりやすいと思います。
それに対し、栄光学園のような癖がある難問は優秀な受験生でも不合格になりやすいことに加え、天才型の受験生が集まりやすいと思います。

秀才型と天才型はどちらが大学受験が強いのでしょう?
コツコツ真面目に取り組める秀才型の方が受験に強いような気がします。

ここまで読んでくだされば、伝えたいことはお分かりだと思います。
「栄光に入ったら」「聖光に入ったら」どっちが良い大学に行けるかというより、大学入試に強い受験生が、どちらに進学しているかということです。
開成五分五分の秀才型が、聖光ではなく栄光に進学しても同じ結果になると思います。
入試問題を見てこういうことを考えていると、「沈んだ学校」というのは失礼極まりない表現だと思うのですが。
月刊誌が季刊誌になったことで、沈んだ雑誌と言われていたのかな

サピックスの入試分析会でも、栄光の校風は麻布と大きく異なるのに、麻布栄光ラインが多いのは入試問題が似ているからと言っていましたが、
麻布栄光クラスをつくるからでは?
少しでも良い学校に進学したい受験生とその保護者の行動としては、入試問題で併願校を決めるのは至極当然のことで、開成聖光、麻布栄光のラインにますますはっきり分かれていくと思います。
栄光学園が入試問題を変えない限り、この状況は続くのではと思います。

しかし、栄光学園が入試問題を変えて東大合格者数を増やして欲しいと思っているわけではありません。東大合格者数が学校の価値ではないという姿勢を貫いて欲しいと思います。受験生も、受かりやすさで学校を選ぶのは良いですが、受験雑誌の影響を受け、必要以上に大学合格実績を意識しないで欲しいと願っております。

2020年からの大学入試は、秀才型と天才型のどちらが有利になるのでしょう。

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