2015サピックス入試分析会に行ってきました



いつもは、読んでくださる方に、少しでも多面的な見方ができるようにという想いでブログを書いていますが、今回はそうならないと思います。
愛娘の中学受験のためにSAPIXの入試分析会に参加させていただきましたので、父親の立場として感想文的なものになってしまうと思います。


まず、神田先生の全体のお話。神田先生と言えば、サピックスの顔であり、屋台骨を支え、神田先生なくして今日のサピックスの発展はなかったと言っても過言ではありません。悪くは言いたくはないのですが、しかし、敢えて思ったことを書きます。ほとんど役に立たないお話しでした。

中学受験初心者の方ですと、あの数値の羅列をどう読み取っていけばいいのか悩まれると思いますが、読み取ることもありません。

  • 湘南白百合が即日発表になって人気を上げた
  • 横浜雙葉がネット発表になって人気を上げた
  • 法政二中に注目

それくらいしか役に立っていないと思います。

横浜英和が、青山の付属になって280%とか、カリタス女子が午前から午後に移り280%とか情緒たっぷりに言われたって、そんなのあたりまえで比較すべきじゃないでしょ?と思ってしまいます。
出願者数や受験者数ではなく、受験者や合格者のサピックスでの平均偏差値を絡めて話して欲しかったです。

出願者数や受験者数と難易度は一致するわけではないという視点がなく、なんとなく「受験者数増=難しい」と聞こえてしまいました。唯一、渋幕の男子は志願者減とは言っても、筑駒、開成の併願先No.1で、麻布、駒東ではNo.1ではないというようなデータを引き合いに出して、難化しているから避けられているとしていましたが、もっとそういう話を出すべきだと思うのですが。

サンデーショックは桜蔭JG時代から豊島岡女子や鷗友や吉祥女子も台頭してきたというデータは良かったと思います。

栄光と聖光の併願先も役には立つかどうか分かりませんが、違いはあるんだなという情報をもらえました。

大学実績を情緒たっぷりに伝えるのは辞めて欲しいと思いました。
東大の合格実績が、中学入試の人気のバロメーターになっていることは間違いありませんが、それを中学受験塾が煽るのは、ちょっと違うかと思います。

東大の合格実績=教育が素晴らしい

とは限らないという発言をするのが中学受験塾の立場だと思うのですが。

名だたる学校ではことごとく、サピックス合格者の、定員占有率と合格者占有率を述べていきましたが、どういう意味なのでしょう?
「サピックスだと大きく伸びる」のか、「そういう層がサピックスを選んでいる」のか、それをはっきり言うべきだと思います。
「合格している人はみんなサピックスですよ」という、日本人の集団行動心理を利用しているかのように聞こえてしまいました。

有名人の小田和正で聖光を語るというのもちょっと無理があるような。

最後の締めの言葉は、晃華の先生の言葉を引用し、挑戦することが成長につながるという内容でした。四谷の心の教育よりは、進学塾らしいかと思いました。

続いて科目別の話です。

算数は至極全うな話でした。探求ブログにいつも書いているようなことばかりです。

  • 立体はセンスより慣れ
  • だれも解けないような難問はないけど、難関校の問題はそれなりに難しい
    難問はないという優秀な人が多いですからね
  • グラフは、その場で丁寧に考える力を見られる
  • 「分からないから覚えよう」では通用しない

「サピックスは、どこまでが基本で、そのプラスアルファの加減が分かっている」
これは流れの中で出てきた言葉ですが、これこそがサピックスの強みだと私は思っています。優秀なお子様たちを普段から見ていれば、そういうことが分かるはずです。もっと、それを強調すれば良いのにと思いました。案外、サピックス内部で働いていると、それを強みだという認識がないのかもしれません。

やや気になったのは、「立体の切断などは慣れの要素が大きいので、6年生の4月からしっかりやっていくからご安心を」と言いましたが、では、その分、何が削られるかを言って欲しかったです。あるいは宿題が増えるのか。

設定の工夫や他校の過去問の話は主張が分かりませんでした。6年後期になっての退塾を防ぐ狙いかな。

最後、サピが1番いろいろな問題をやると言って締めましたが、それは大違いです。サピは数値替えと新しい問題のバランスが1番良いと言うべきだと思いました。

国語は、どこの学校がどういう問題という話中心で、
理科は、日頃の学習姿勢の話中心で、
社会は、どこの学校がどういう問題という話というように、
話す先生によって、内容は異なりますね。正解はないと思いますし、どの教科も役に立つ話が多かったと思います。
社会は、それぞれのテーマについての捉え方、感想を語っていましたので、博識高い講師だと思います。

インターエデュでは、サピックスはシステム、テキストが良いと主張する人が多いですが、私は、サピックスは講師が良いと思っています。

テキストは普通で、システムは良いとは思います。
今年は開成の合格者数が減ったとはいえ、各教科の話を聞くと、まだまだサピックス天下安泰なのかなという印象を受けました。

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