初見の問題に弱い場合



今回のブログは、初見の問題に弱い新5年生のお子様を対象としたものです。
新4年生では、初見に弱いのか、そもそも算数自体が弱いのか分からないと思います。
新6年生では、まだまだ時間があるなんて悠長なことは言ってられません。
それに対して新5年生の場合は、いろいろな回答が考えられます。算数教材塾・探求の立場として、回答したいと思います。

某掲示板で、初見の問題に弱いという相談がありました。
回答者はおそらく受験終了者だと思いますが、
「○○塾ならばカリキュラム通りにやっていけば、大丈夫!」
と答えていました。
相談者は「安心しました」とお礼をしていましたが、社交辞令ならいいのですが…

受験の相談になると、おかしな現象が多く見受けられます。
それでは、○○塾の塾生全員が、初見の問題に強くなったの?
全員とはいわなくても、他塾にくらべて強くなっている人が多いの?

そんなことはありません。強くなる人もいれば、弱いままの人もいます。成功者(なのかな)の特別なことはしないでも大丈夫という言葉を聞いて、なぜ安心できるのでしょうか。

成功した→特別なことをしなかった
特別なことをしない→成功する

こういう論理的なことをもう少し考えれば、回答の良し悪しが判断できるのではないでしょうか。
無料掲示板と言えばそれまでのことですが。

くしくも、昨日、計算を強くしたいというご相談がありました。
そこでさっと返信しました内容を載せます。

計算が弱いのは
「計算単体が弱い場合」と「文章題や図形の計算で間違える」
この2パターンがあります

前者は計算練習が必要ですが、
数字の扱いに慣れるため、数のセンスを上げるため「やさしい問題を短時間で多量に解く練習」(鍛練版百ます計算や公文も有効)と、集中力、根気を養うために1日1問だけ(力がついたら2、3問)「全身全霊をかけて解く練習」の2本立てが望ましいと思います。全身全霊は、入試問題からやや背伸びする問題を選ぶと良いと思いますし、それが有名校ならヤル気アップにつながる副産物もあります。

後者は、問題を解くことに気がいって、
解き方(式や図や表)のレイアウトが乱れていることが原因かもしれません。自信を深めるための十分な演習量も必要ですが、整えて書くことに意識を向けることが大切です。

後者の中で、普段はミスが少ないのに、大きなテストではミスをするという場合は、緊張が原因であれば、まだまだ様子見で良いと思います。しかし、間違える箇所の癖を知ることは、上達が早くなります。あるいは、お子様自身が高点数を取りたいという意識がまだ希薄かもしれません。集団塾であれば、時期の問題でやがて解消できると思います。

と記して送信いたしました。
この回答が良いか悪いかは何とも言えませんが、そのまま放置で良いと書いているのは、普段はミスが少ない場合のみです。「いつかはできるようになりますよ」なんて無責任なことは決して言いません。いつまでもできるようにならないお子様を見てきたからです。

ただし、誤解して欲しくはないのですが、すぐに結果を出すとまでは言っておりません。理科や社会の暗記テストならともかく、算数、国語はなかなか結果が出ないものです。でも、手をこまねくのではなく、しっかり作戦を立て、手を打つということです。

4教科いろいろな分野を学習しますと、手を打ちたくなる箇所があまりにも多すぎの場合があるかもしれません。そういう場合は優先順位をつけるしかありません。それは手をこまねくとはちがうと思います。

いきなり話が変わりますが、私は風邪をひいても滅多に薬は飲みません。素人考えですが、自浄能力を重要視しているからです。熱を出した方が殺菌できるという話もありますし、自己責任でそうしています。

受験勉強で弱い箇所があった場合もそれと似ていると思います。
「○○は講師に相談して解決しよう」
「□□は○○が解決した後」
「△△はやがてできるはず」
こんな感じで、1つ1つをきちんと作戦を立てると良いのではないでしょうか。気の利いた個別指導の講師か家庭教師の講師以外は作戦を立ててくれません。
塾の保護者会、情報誌、探求ブログ(笑)などを参考にして、作戦は保護者様が立てるものです。
塾の保護者会で言われた通りに実行するのは、超平凡なお子様以外は合いません

では、いよいよ本題に入ります。新5年生で初見の問題に弱い場合です。
四谷80偏差値55以下の学校なら初見に弱くても問題なしだと思います。典型題がきちんとできれば合格点を取れると思います。
それ以上の学校の多くは、捻りが入ることが多いので、初見問題に弱いと厳しいです。難しくなくても捻りが入ると、差がつく可能性があります。いまから2年間で初見問題に強くしたいところです。

1番の解決法は、算数の会話を増やすことです。
私が塾講師時代は生徒を苛めていました。(言葉を真に受けないで下さいね)
元同僚がこれを読んだらお茶を吹き出すかな
すると、生徒同士で、休み時間などに算数の会話をすることが多くなります。どうやって逃げ切るかという感じです。
理科は問題を出し合ったりもしていました。
そうすると、やはり目に見えるほどの上達をするのです。言葉を発するのは強いんだな…と思ったものです。

そういえば、なぜ塾講師は算数の問題を解けるのかというと、
難問に弱い講師もかなりいますが
言葉で説明するからだと思います。なんとなく自分で解けるのと、言葉で説明するのでは、筋道の構築具合が大きく異なると思います。「解けるけど説明できない」とは算数講師でもときどき使う言葉です。

国語も口達者な方ができるとか、音読が良いとよく聞きますし、理社も覚えるときは、声に出した方が覚えやすそうですし、勉強には発声の効果が大きいのではないでしょうか。

算数教材塾・探求ではメイン教材とグランプリシリーズと小4集中図形は対話式にしています。対話型の方が分かりやすいからですが、お子様が、目で疑似会話する、声に出して疑似会話するから分かりやすいのだと思います。

親子で算数の会話をするときは、お子様が、過半数以上話している状態が良いと思います。熱くなりがちな保護者様は適していません。お子様がまったくちがうことを言っているときは、口を挟んだ方が良いですが、そうでないときは、少々頼りなくても、保護者様の役目として聞き上手になって欲しいと思います。

会話と言っても、難しかったとか、面白いとか、あの先生超イイとかの感想ではありません。グイグイ内容に入っていかないと意味がありません。応用問題の内容ではなく、基本問題や典型題の内容でも良いです。解法についての話がベストです。別解の話で盛り上がれたら最高級会話です。

初見の問題を強くしたいのなら、初見問題の練習をするのが1番だと思われると思いますが、それほど単純なことではありません。それを解くための下地ができているかどうかが怪しいからです。それができていなければ、解説が詳しくても効果がありません。そうすると、典型題の練習になってしまい、初見云々からかけ離れてしまいます。

それに対し、算数会話は、初見問題の対応力とは一見まるで関係なさそうですが、関係あります。

典型題を解くときは、
問題を読む→覚えている解き方を使う
となりますが、

初見問題を解くときは、
問題を読む→解き方を組み立てる
となります。

解き方を組み立てる力というのが、上記の、発声による筋道の構築というわけです。
典型題を身につけるときに、会話を利用して筋道の正しい理解をしておくと、それが初見問題の強さににつながります。
1度身につけた典型題を忘れにくくする効能もあります。

理系で算数の会話はいくらでもこい!
私は聞き上手~

という保護者様なら会話でいいですが、そのどちらにもあてはまらない方は、対話型の教材がお役に立つと思います。
対話型の教材が手に入るのはここだけ

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