2015四谷大塚入試報告会に行ってきました



いつもは、教材作成者としてブログを書いています。元塾講師として書いているときの方が多いかもしれません。

今回は、愛娘(へりくだりませんよ)の中学受験のために四谷大塚の入試報告会に参加させていただきましたので、父親の立場としてブログを書きます。

駅から会場までの誘導、会場内での誘導はとても良く、ここなら安心して娘をあずけられると思いました。

ところで、ネットで申し込んで参加用紙を印刷したのですが、ご丁寧に招待はがきもきました。偽住所書く人が多いのかな?何%くらいが未配達で戻るのか興味があります。

開始時刻になり、予定通りに始まりました。まず、冒頭で、
「昨年は大幅に合格実績を伸ばしました」
「今年も伸びてます」

椅子から落ちそうになりました。「今年も」のところでちょっと噛んだような…嘘って難しいんだなと思いました。

あとは気になったフレーズとそれについての感想を書いていきます。

  • 入試のあり方が変わる
    これは大学入試が変わると中学入試も変わるということですが、なにがどう変わるか具体的な話はなかったです。英語が入試科目に必修として入ってくるだろうと言ってましたが、
    そうしたら「5教科?」それとも「理社無しの3教科?」「理社の配点が軽くなる?」あるいは「国際化を重視して、国語を捨てる?」
    そのあたりを、大手塾の立場としての意見や予測などを聞きたいと思いました。

  • 発信力
    昨年は無理矢理、開成の入試問題と絡めましたが、今年はそういうことなく、これからは発信力!といろいろな言い方で強調していました。私には、予習主義が発信力にどうつながるのか、イマイチ理解できませんが…

  • チーム戦
    昨年はフォア・ザ・チームと言っていましたが、校舎によって呼び方がちがうのか、名称を変えたのか。
    子どもたちってこういうのは楽しいのでしょうか?なんでコイツと組まないといけないの?と言うお子様もいそうですが…志望校ごとにチームを組んで、桜蔭チームVS開成チームVS麻布チームとかならまだ面白いかもしれませんが。

  • ライバル
    ライバルが必要と言っていましたが、進学くらぶを蔑ろにしてはいけません。それとも顔も知らないのに週報だけでライバルと呼べるの?

  • スピーキング力が世界最下位レベル
    TOEFLを受ける層だけの比較ではなんとも…その層に限定すれば、たしかに日本人の会話意識は低いかもしれませんが、将来、グローバルに活躍したい人は個人でがんばるんだから、入試で英会話をやらなくてもいいと思うのですが。漢文、古文よりは英語だと思いますが、個人的には、国語重視派です。「2020年までには英語」とマスコミではときどき言いますが、観光客の道案内のために、母国言語を粗末にするの?とつい思ってしまいます。

ここまで淡々(!?)と書いてきましたが、実は、話全体の構成が子供じみていてとても嫌なものでした。

予習主義VS復習主義

を前面に出していました。もちろん「対サピ」のことでしょう。四谷大塚は予習主義だけど、中学入試は、復習主義の方が効率が良いので有利かもしれない。でも10年後、20年後の社会に出たあとは予習主義で育った子の方が活躍する!
お得意の「心」の話も絡めて、四谷大塚は「心」の育成を重視している。成績目的だと入試がゴールになってそこで終わる。

「サピックスには中学入試では敵わないけど、四谷大塚の方が将来活躍できる」と言いたいのなら、データとして、グローバルで活躍する人は、四谷大塚卒業生が多いというものを円グラフなどで見せてくれないといけないと思います。

形のあるものは負けて、形のないものを勝ったという。
小学生の負け惜しみっぽいです。将来の勝ち負けを語るほど卑怯なことはないと思います。所詮、進学塾は、私立中学にお子様を送り届けたら任務終了ですので。

将来云々は、中学受験塾よりは中学や高校の先生の方が担っています。予習主義が本当に活躍するのなら、そういう子が受かりやすいように、入試問題作成者が工夫して作問するのではないでしょうか。申し訳ありませんが、インチキ話にしか聞こえませんでした。

ちょっと熱くなりすぎたので、お茶でも飲んできます。

さて、再開いたします。次は、科目別です。

まず、算数。とても優秀な講師です。こういう講師に教わったら、算数できるようになるだろうなと思いました。「調べる基本は最大・最小」「極端に考える」「ジャンケンは1回の和と差」など、この問題は○○と考えるというように普遍性を強く意識しているのではないでしょうか。偏差値帯ごとに重要テーマを書いていきましたが、異論はまったくありません。問題選択で、点取り問題をいくつか選んでいて、これができたら受かると言っていたのは気になりました。

筑駒の数表の問題を授業で使うとしたら、「こうすれば感動的に解ける」と解説すると、生徒は算数を面白く感じられるのくだりですが、筑駒に受かった生徒でもそんな解き方あったんだと言ったらしいです。そういう面白さを追求することと偏差値を上げることは等しくないのでは?
この料理とても美味しい!でもぼくには作れませんというように、美味しいと感じるだけで役には立っていないのかもしれません。

いろいろな考え方に興味、関心を持つと良いと言ってましたが、それが難しい…
講師の役目としては、鮮やかな解法を見せつけ、あとは生徒自身の問題となるのでしょうか。

全体的に早口で、私は心地良くしっかり聴き取りましたが、他の保護者様はどうだったのでしょうか。

続いて国語。
あれっ?字数しかメモしていない。予習シリーズの国語6年下が入試問題の字数とピッタリ一致。
設問箇所と答えの位置関係を言ってたな。300字単位で見るんだっけ?あまりヒントになることは言っていなかったけど、分析にはなっていました。これが目的のイベントなので、それで良いのでしょう。

理科は、冒頭で、難問奇問が減ったと言ってました。どういう意味か分かりません。「合格者平均点が軒並み上がっている?」「その講師は簡単に解ける?」
個人的な感想なら、解けなければ、その子にとって難問になるし、奇問は奇抜な出題という意味だから人によって基準はちがうので。

私が幼稚園や小学生のころ、熱い風呂が好きな父親に、熱くないんだから入れと言われて熱湯コマーシャルのように無理矢理入れられました。父親は、熱くないと言うと思いますが、42℃が熱いか普通かぬるいかは人によってちがうので。
難問がないと言う時点で、聴かせる分析はできないなと思ってしまいます。

今年はどういう分野が、多い少ないを比率で話しましたが、どうしてそうなったのか、来年はどうなるのかまで言わなくては意味がありません。

でも、先日書いたブログの11月の夏の大三角を教えてくれただけで満足です。

社会の先生は
と書こうと思いましたが、メモが何も残っていないので、割愛いたします。

どうして受からなかったのか、次年度に向けての対策、これをはっきり言わない限り、来年度以降も期待しにくい気がしました。サッカーの日本代表みたいに見えました。
とは言え、内部的には反省点を洗い出し、しっかり対策を練って実行することでしょう。
次年度に期待したいです。

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