中学受験と高校受験はどちらが良いか?



これから中学受験の勉強を始める方は、表題のようなことも考えたことでしょう。

インターエデュでは、
「大学受験は、私立中に行かなくても良い学校に受かる」
と書く人がときどきいますが、
このような考え方で中学受験をするしないを決める方はほとんどいないと思います。

しかし、大学の名前を気にされているのなら、

国立大に行きたいなら→中学受験
早慶大に行きたいなら→高校受験で早慶
その他のできるだけ良い大学に行きたいなら→中学受験

となりますので、
最終学歴は早大・慶大!
と強くお考えの場合は、高校受験が良いと思います。
※早慶については、男子の話で、女子で絶対早慶!ならば、
中学受験で頌栄あたりのレベルの学校が良いと思います。

中学受験ははっきり書きますと、
大学受験のためではなく、6年間の環境を買うためです。

履歴書の肩書きではなく、
どういう過ごし方をしてきたかということを重視すれば、
中学受験が良いと思うのですが。

例えば、高校受験で早慶以上を目指す中学生は、毎日勉強漬けです。
部活で伸び伸びなどとはできないでしょう。

前職の中学部では、年がら年中、
「おまえ、部活辞めたの?」と生徒に聞いて、
生徒が首を縦に振ると、職員室でヤッターと歓声が上がります。

こう書くと、ひどい塾だと感じるかもしれませんが、
これが高校受験の厳しさなのです。

そこで、中学2、3年生の時期に勉強漬けにさせたくないから、
その前の段階で、中学受験をするのだと思います。

もっと言えば、小学生の高学年で勉強漬けにさせたくないと思えば、

小学校受験になると思います。

難関中に入れるのなら「中学受験」、そうでなければ「高校受験」
とお考えの方もいるかもしれませんが、
それはかなり違和感があります。

何らかの理由で、勉強をいまはしたくないとか、
勉強が嫌いということであれば、
受験を先送りで高校受験にシフトの戦法が良いと思いますが、

難関中に行けないから、14、15歳のときに受験勉強する

論理がつながっていないと思うのですが。

能力が高いけど、勉強嫌いのお子様は高校受験のときには化けて、
中学受験するより、よほどハイレベルの学校に受かるケースはあると思いますが、
そうでなければ、高校受験で逆転なんてだれでもできるわけではありません。

しかし、1つ後ろ向きな理由で高校受験をお勧めするパターンもあります。
中学受験は親の力も相当必要です。勉強を教える以外にもです。
その支えが上手くできない場合は、親の力の影響が薄れる高校受験の方がいいでしょう。

保護者様の意識1つで変わることなので、
それを理由に高校受験というのも何とも言えませんが…

私の率直な個人的な考えで言えば、中学受験が良いと思います。

理由は、前述の通り、14、15歳のときに仲間たちとつるませて遊ばせたいからです。
SNSで度が過ぎたり、ゲームの課金などで小遣い以上にお金を使ったら激怒しますが
部活もさせたいかもしれません。

小学受験はさせません。
合否が不透明だし、塾代が異様に高いし、テスト内容が変だからです。

順調にいけば、中学受験するはずですが、
子どもがやる気をなくしたり、勉強でストレスをため込むなら受験勉強は辞めさせます。

でも、小学生の間は、
高校受験を視野に入れた英語学習とか方程式の練習とかはさせません。
勉強は小学生の範囲で十分です。

その代わり、いっしょに遊びに行ったり、大人に触れる機会を増やしてあげたいです。
塾に行かなければ時間はかなりあるので、ときにはディベートで打ち負かしたいです。
大人を嘗めるなよという感じです。
社会の常識やマナーを教えたいのもあるし。

ここで少し脱線しますが、
中学入試の算数が、高校受験や大学受験に生きるかということは、
興味、関心のあるところだと思います。

私の個人的見解では、

数の性質、規則性、場合の数→生きる
図形→生きる
速さ→生きない
食塩水などの割合→生きない
つるかめ算等の特殊算→生きる

一般論とは異なると思います。
①などの割合と比は、
中学以降の数学では役に立つ機会がないと思います。
数学は文字式の処理の世界ですので。
しかし、同じ比でも、図形と比の相似などは大いに生きると思います。

逆につるかめ算、過不足算などは、イメージを湧かして解く単元なので、
数学を学習する前に、十分なイメージ力をつけた方が長い目でプラスになると思います。
数学で面積図をかくわけではありませんが、
イメージできているかいないかで差が付くところはあると思います。

話を戻します。
いきなり戻るので、やや不自然ですが、
いままでの経験上、
お子様がやる気をなくしたり、勉強でストレスをためるのは、50%以上は保護者様の責任です。

50%とはかなり控えめに言っているかもしれません。

数年前、小学1年生のお嬢様の補講をしました。

同僚に、あの子は来月退塾だから、ヨロシク!と
預けられ、楽しく授業をしてあげました。

お嬢様はとてもかわいく、お母様も若くて美しい方でしたが、
裏の顔もあったかもしれません。

終わった後、どうだったか聞かれますが、
「○○を教え込みました」
という回答以外は興味がないようで、会話がまったくかみ合いませんでした。

そして、お子様を問い詰める感じでした。

小学1年生で、期待外れだから塾を辞めるとか、補講とか、
ややナーバスな気がします。

まだ、中学受験の勉強を続けているかは分かりませんが、
健全に進んでいるのでしょうか。

これが前述の親の力でもあるわけです。

お子様に勉強をさせるのは良いですが、
ストレスをためない勉強になっているかどうかを気をつけて欲しいと思います。
ちょっとだけ背伸びというのが理想ですが、
ジャンプやぶら下がり状態のお子様もかなりいると思います。

ストレスをためずに勉強させ、行けるところに行くで良いと思うのですが、

いろいろな思いが交錯するので、
可能な限りハイレベルな中学校に行って欲しいと、
多くの保護者は思うことでしょう。

そのとき、必要なのは、理解不足をなくすことです。
分からないところは、ていねいに教えてあげることですが、
有能な家庭教師を探すことはとても困難です。

そこで、お子様自身が、算数教材塾・探求の解説書を読んだり、
保護者様が読んでから、それをお子様に伝えたりして
理解不足を解消して下さい。
それが最善の策です。

理解できないから親子バトルなど、対話式算数があれば無縁の世界です。

最後はやや宣伝めいてしまいましたが、
2月中旬のかき入れどきですので、ご了承願います。

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