模試と過去問演習の結果が違う場合は?



今回は、野球の話から。

プロ野球はセパともに優勝が決まり、
まもなく、6チーム中3位でも日本一のチャンスのある妙なCS、日本シリーズと続きます。

今回書きたいのは、そんな話ではなくて、
2軍ではそこそこ活躍するけど、1軍で活躍できない選手についてです。

偉そうな書き方をしてしまいますが、これではまったく意味がありません。
2軍で打率3割5分、でも1軍では打率1割台なら、戦力外通告されてしまいます。

どうしてそういう現象になるかというと、投手のレベルが上がったときに対応できないからです。

もう少し具体的に書きますと、
1軍でも2軍でも投手の投げるボールの質はあまり変わらないらしいです。
何が違うかというと、
1軍では失投(打ちやすいボール)が少ない(ゼロではない)のに、
2軍では多いらしいです。

打者から見ると、2軍ではたくさんの失投があるのに対し、
1軍では数少ない失投を確実に仕留めなければいけないということになり、
それができるかどうかが1軍で活躍できる条件らしいです。

野球の話は終わりです。
表題の模試と過去問の結果が違う場合についてに入ります。

これは、想像に難くないと思いますが、
この時期とてもよくある相談内容です。No.1と言ってもいいかもしれません。
過去も未来も、中学受験が続く限り、この時期、この相談はNo.1であり続けるでしょう。

  • 模試も志望校の過去問もできる→このペースでいけば合格でしょう
  • 模試も志望校の過去問もできない→このままでは残念でしょう

これは妥当な感想だと思います。

  1. 模試はできるけど、志望校の過去問はできない
  2. 模試はできないけど、志望校の過去問はできる

この2つのどちらかになったとき、どうとらえれば良いでしょう?

嘘アドバイスの宝庫インターエデュでは、
1は受からない、2は受かるとなるでしょう。

普通に考えてもそう思うかもしれません。

塾に相談しても、若い講師だとそういう回答かもしれません。

私の考えは、どうだと思いますか?

ここで「1は受からない、2は受かる」と書いたら、
ここでブログは終了し、
野球の2軍の話はいったい何だったの?
となってしまいます。

1は、栄光とか駒東とか、かつての普連土とか青山学院のような個性派の学校ならば、
過去問で対応できないと厳しいかもしれません。
しかし、多くの学校では過去問ができなくても気にしなくていいと思っています。

こんなことを書くと、前職の上司の深い意味がありそうでなさそうな
「入試の戦い方」の話を思い出してしまいますが。

思わしくない結果ならば、時期尚早かもしれませんので、
もう少しあとでやってもいいと思いますし、
そこで、課題を見つけて取り組んでもいいと思います。

遅れましたが、模試といっても、偏差値だけでなく正答率に目を向けて、
志望校レベルの問題がどれくらいできているかいないかを見る必要はあります。
偏差値はまずまずでも、難問に対応できていない場合はよくあると思います。

学校別模試が設定されていればそれはとても役に立つと思います。

そして、今回のメインテーマにしたいのは、2の場合です。

先ほど書きましたように、普通に考えると、相性が良いので、受かりそうですが、
私は敢えて「No」と言います。

模試重視です。
上記のように、偏差値以外の部分にも目を向けた上でのことですが。

「模試の判定30%だけど、過去問は合格最低点を超えている」

これを聞いても「じゃ、35%くらいの可能性ですね」と思ってしまいます。

理由はいくつかあります。

  • カンニングしている
  • 気合いがとても入っている
  • 難易度、出題単元の相性が良い
  • 緊張感がほどよい

1番目は論外ですが、案外多いと思います。というか、可能性No.1かもしれません。

2番目はあまりないと思います。

3番目は、本当にこれなら、受けたら良い結果が待っていることでしょう。

4番目は、これが今回の真のテーマです。

テストのとき、
発想力、思考力、洞察力、注意力が高いパフォーマンスで発揮されるかどうかがポイントです。

家ではそういう力が発揮されるけど、
「点数を取りたい」というプレッシャーのかかる模試になると発揮できない。

そういうタイプが「模試は悪いけど、過去問は良い」となるのではないでしょうか?

入試本番は模試以上に「良い点数を取りたい」というプレッシャーがかかります。

「入試という極限状態で高いパフォーマンスを発揮する力」
と、
「家では過去問ができる♪」

どちらを重視しますか?

しかし、心理の話をしたいわけではありません。
緊張しない方法とか、長財布を持つと高収入になるなんて不思議な話にはなりません。

ここで野球の話につながります。
数少ない失投を仕留める力です。

緊張感のある中で、1つのキーワードから問題を解く糸口につなげることができるか。

この力が大切なのです。

自由に伸び伸びといろいろ考えて、「たまたまできた」ではなくて、
「このキーワードがあるから、こう解く」というスタイルが確立されているかです。

どうしてこうやって解いたの?

という質問に対して、「何となく~」と答えるようだと
本番は危ういかもしれません。

「本番に強いは作れる」

と思っています。


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