捨て問は解かない方が良い?



入試演習をやる時期になると、「捨て問」という言葉が飛び交います。

入試のように、試験時間が決められている場合、
1問に時間をかけすぎると、それが致命傷になってしまう恐れがあるので、
「厄介な問題は避けよう」という意味で「捨て問」という言葉を使っていると思います。

入試で各設問ごとに正答率を出していけば、中には5%程度の問題もあることでしょう。
そういう問題は、よほど優秀な受験生しか解けないわけなので、
そんな問題をやっていないで、
「標準レベルを確実に解いて!」とか「見直しを!」
などと言いたくなってしまうかもしれません。

しかし、それは無責任な結果論ばかりの野球の解説者と似ているかもしれません。
正答率なんて終わってみないと分かるわけないので。

もしかしたら、「正答率を予測しろ!」という指導をする講師もいるかもしれませんが、
そんなことをする必要はありません。

時間の浪費は致命傷になるのは確かなので、

「2、3分考えて分からなければ、先送り!」

これだけで良いのではないでしょうか?
正答率云々ではなく、自分が解けるか解けないかが基準だと思います。

「これは捨て問かな?」なんて考えながら問題を解くより、
解法の糸口の発見を目指して、
2、3分間全身全霊で問題に真正面からぶつかった方が良いと思います。

「捨て問」のついでに、入試の取り組み方に少し触れたいと思います。

合格者の平均点が7割だとすると、3割は間違えて良いことになります。
見当違いの間違いもあると思うので、

全体の1~2割空欄
解いた中で1~2割見当違い、引っかけにあう
ここではミスは考慮しません。

これで64~81%の得点となります。

空欄=捨て問と呼んでいいのなら、捨て問は2割以内に抑えるべきでしょう。
もちろん、前述の通り、自分で解けそうもないものが捨て問です。
他の受験生と捨て問が一致している必要はありません。

過去問演習の際、空欄の量に気をつけても良いと思います。

しかし、本番じゃなければ、時間延長はありだと思います。
「答えが出るまで考え抜く」
これはかなり重要です。

ただし、それは、いろいろな引き出しを持っていないと、
できない行為なので、お子様の力量によると思います。

答えが出ないのなら、
その問題は解説を見る必要もありません。
ちょっとヒントをもらえたら、解ける気がするという場合にちょっと解説を見るのはありですが、
解き方を身につけようとか、しっかり理解する必要はありません。

決して、それが理解できたら、その学校に近づくわけではありませんので、
その入試問題にこだわるより、シンプルな典型題に戻った方がずっと力がつくと思います。

本当は、過去問演習をしたら、
頼りになる算数講師に、解いた跡をすべて見せて、
これから、どういう勉強をすべきかアドバイスを求めるのが良いと思います。

よく、過去問をやることが、合格への対策と思われている節がありますが、
過去問から、今後どういう勉強をするのかを練っていくことが合格への対策だと思います。

保護者様から見て、算数講師のアドバイスがありきたりのものと感じる場合は、
その算数講師は頼りにならなかったということになります。
他に候補がいたら、鞍替えした方が良いと思います。

前職の上司は、捨て問のことか時間の使い方のことか、よく分かりませんが、
「入試の戦い方」
という単語を好んで使っていました。
筑駒の40分4問と、開成の60分3問では戦い方が違うと。

「だから、授業中に、入試問題を解かせないとダメ」
とまでしか教えてもらえなかった気がします。

2年分くらい通しでやれば時間の感覚の違いはつかめると思いますし、
それは家でもできますし、
捨て問も時間配分も、入試の難易度が変われば、まったく変わるわけなので、
戦い方とはなんなのかいまだによく分かりません。
特に開成は難易度、出題単元が毎年大きく異なりますので。

今度カラオケに行く機会が万が一あったら、戦い方についてしっかり伺いたいと思います。

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