下克上受験を読みました



話題の本「下克上受験」を読みました。
全351ページを夜中の1~5時まで4時間で読破しました。
相変わらず読むのが遅いですが、丁寧に理解しながら読んでいます。

この手のエッセイ本は、だれのために書かれているのかがポイントだと思っています。

  • 自分のやってきたことをアピール
  • 読者にこれを伝えたい

この本は分量が多いので、前者も後者も含まれていますが、
基本は前者中心です。

前者の場合、その著者のファンであれば、
どんな内容であれ、共有できるので高評価となりますが、
疑った目で見ると
「うちには関係ない」、「終了!」
となってしまうかもしれません。

しかし、上記の通り、読者に伝える部分もあります。
その部分で、とても参考になることもいくつかありましたので、
全体の感想と合わせてお伝えしたいと思います。



第一章・第二章
ここまでで全体の4割を占めますが、
なぜ桜蔭を受けたいかの話中心で、みなさまにお伝えしたくなる部分はございません。
ここでシラケてしまって、有益な情報キャッチセンサーをしまってしまった方はお気の毒です。

また、中学受験を投機と考えているところが嫌悪感を抱くかもしれません。

中学受験の勉強は、小学校で扱う内容ではないので、
受験するのなら
独学or親が教えるor他人(塾など)に頼む

そして、他人に頼む場合は料金が発生するのは当たり前ですが、
「桜蔭じゃなければ、ギャンブルする気になれない」
「塾の下位クラスじゃ、高いお金を払っても桜蔭まで入れてくれない」
というのはやや違和感を感じます。
しかし、このようなお考えの保護者は多いかもしれません。

第三章
いよいよ具体的な勉強部分

  • 計算問題
    かなり参考になります。
    あっという間に好結果が事実なら、頭の良いお子様だと思います。
    というか、お父様(著者)も中卒と言いながら、戦略の巧みさからとても頭の良い方です。
  • 旅人算
    ここから始めたのはリスキーです。アドバイザーはいなかったのでしょう。
    単位当たりの量を除外する工夫をしたのは参考になります。
  • 国語力=語彙量
  • 読解は抽象的ではなく、具体的
    これは良いと思います。
  • 特殊算を方程式
    デメリットを分かった上で使っているのだから、良いと思います。
  • 親子で解説を読み、いっしょに考える
    これは独学の鉄則だと思います。
  • 電流は水量で考えると上手く説明できない
    これは余談ですが、こうやって説明する講師もいますが、
    交通量にした方がスッキリすると思います。
    「渋滞しているところは迂回する」ところが電流とピッタリかと。
  • オームの法則は練習でカバー
    いままで、量でカバーする勉強を否定してきた著者が、
    大学生の福山さんのアドバイスを素直にしたがって、
    量で解決したのはなぜでしょう。
  • 暗記は集中力
  • 頑張っても結果が出なければ意味がない
    これは大賛成です。
  • ミスを防ぐ方法を考える
    これまた大賛成です。

  • 7月に日能研で、算国偏差値50、4科偏差値40
    この時点ではこんなものだったのでしょう。
  • 夏は朝9時から夜中2時までの勉強
    私にも未知の領域です。
  • 9月に桜蔭の過去問算数26点
    夏の成果はなかったのか、実力が出なかったのか…
    次が36点で、次が51点なので、実力的には40点くらいかも。
  • 12月(予想)には桜蔭以外の理社は通用する
    理社がそこまで取れるようになった原因の記載があると良かったです。

やったものはある程度、書いてありますが、
これが克服できたという記述や、成長部分の記述があると良かったのですが。
特に桜蔭といえば、立体図形、場合の数ですが、その学習に触れていないのも淋しいです。
「夜中まで頑張った=できるようになった」ではものたりないです。

4教科すべてにおいて、具体的な勉強法が書いてあるわけではないので、
独学でやろうとする人の手助けとはならないと思います。
P.331~334がもっともグッときました。

算数教材塾・探求を応援して下さる方は、お手間をかけますが、
下の「にほんブログ村」のクリックをお願いいたします。

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村


選択肢 投票
興味深い内容だった 51  
参考にはなった 14  
期待外れだった 5  
ひどい内容だった 2  


a:9775 t:2 y:3