過去問演習で力をつける



表題とはまったく逆になりますが、
常日頃、過去問演習では力がつかないと言っています。

読書と同じような息抜きの位置づけですが、
復習をする生真面目さがないお子様には、
敢えて刺激のある過去問演習をすることで、
勉強量を増やす狙いで指示することもありました。

宿題をしない子でも、過去問はやります。
本当はそれではいけないのですが、ゼロよりは良いという苦渋の選択です。

しかし、過去問をやらなくていいと考えているわけでもありません。
各学校で必要な分量、お子様の状況を考えて、時期が来たら
「○中学なら○年分」
というアドバイスをさせていただいていました。

よく、
「第一志望校なら10年分、第二志望校なら5年分」
などと単一的に指示する講師がいますが、
そんな単純で良いの?とこちらが不安になってしまいます。

それとは別に、過去問演習で単元別じゃない練習により、
弱点を発見をするという使い方があります。
それが今回のテーマになっているわけです。

しかし、そういう目的で使用するべきか、不要か、
あるいは、どの学校の過去問をやった方がいいのかは、
お子様の状況によって、異なります。

そして、弱点発見のためなので、受けない学校の過去問をお勧めする場合もあります。

平面図形の比重を高めたいなら、早稲田・鴎友とか、
立体図形の比重を高めたいなら、豊島女子、渋渋、逗子開成、城北とか、
脱パターンの練習なら青山とか
能力が高いけど勉強嫌いなら、灘、聖光、麻布とか

いろいろ勧めてきましたが、お勧め頻度断トツのNo.1は香蘭女学校でした。

香蘭女学校の目的は、典型題がきちんととれるかというチェックです。
多くの人にあてはまるわけです。

香蘭女学校は、毎年、バランス良い出題、ブレない難易度、問題数で、
問題を解いていると、水戸黄門や暴れん坊将軍を見ている錯覚がします。
良質な典型題のオンパレードです。

男女問わず、毎年のように数人に香蘭をやるように勧めてきました。
塾講師を辞めたいまでも数人にアドバイスしています。

これを見て、そうか!香蘭でワンランク上げられるんだ!と短絡的にとらえて欲しくはありません。

前述のように、やった方がいいタイプかやる必要がないタイプか、
そして、香蘭がふさわしいタイプかということを総合的に判断しなければなりません。

また、やったあとの処理を怠れば、効果半減どころか90%OFFの場合もあります。

ちなみに、香蘭女学校の先生には敬意を表して、ケータリングのカレーを食べながら、
「とても良い入試問題だから、生徒にやらせています」
と伝えたことがあります。
「塾の先生にそう言ってもらえて光栄!どんどん使って下さい!」
とのお言葉を返されました。

こう書いていくと、過去問演習って、薬のような気がします。

飲むときは自分で判断せずに、
自分にとって効果のある薬を適量、そして副作用が起きないようにも気をくばる

そのままあてはまります。
ただし、塾の講師が症状を考えずに、一律で、薬を乱用するケースもありますので、
塾の講師のアドバイス通りに!とはなかなか言えませんが。

このブログで、こうしなさいというものはありませんが、
何か少しでもヒントになることがあれば幸いです。

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