2016麻布中


概要

ここ数年の麻布は難しい思考系の問題が多かったですが、昨年は前半が易しく、今年はラストの前まで易しい問題が拡大しました。
易しすぎてリズムを崩した受験生もいそうです。
4番や6番は麻布らしい問題でしたが、2番の平面図形、3番の速さ、5番の数の性質はこれ麻布?と疑ってしまう問題でした。
来年はこんなに易しくなることはないでしょう。過去問演習をやるときは、今年度のはあまりあてにしない方が良いでしょう。

問題レベルは麻布受験者にとって、
A:超簡単
B:簡単
C:標準
D:難しい
E:ほとんど解けない

また、今後の教材で、ぜひ使用したい問題は★で表し、どこで使用するかも載せています。


1A
計算問題みたいなものです。「入れる水量」を「1分あたりの水量」で割って時間を求めてたしていくだけです。
昨年から計算問題を入れることにしたみたいです。

2A
1番は計算なので易しいのは良いとして、これもかなり易しいです。
三角形ABCの面積を3、底辺を6として、逆算してRB、SBを求めます。
典型題と言っては言い過ぎですが、難問の麻布を意識して取り組むと肩すかしにあってしまいます。
★「小6集中平面図形A」に収録予定


あれれれ?これも易しそうです。解いてみたら、予想以上に易しいです。

(1)A
速さと比を習いたてのころにやる問題です。どうしてこういう問題が入っているのか不思議です。大人の事情なのでしょうか…

(2)A
逆比で時間の比を3:5にして、時間の差8分なので、12分と20分と決まって、(1)の1680mを割るだけですよね?どこか他の学校の入試問題かと疑ってしまいそうです。

(3)B
少しだけレベルが上がりました。
太郎はいつもは次郎よりも8分早いのですが、このときは7分買い物をしたせいで2分遅れました。
買い物後の道で3分遅れます。140m/分と100m/分の逆比で解きます。
これで前半終了ですが、昨年同様、後半は難しくなるのでしょうか?

(1)A
図の描き方の巧拙で解きやすさが大幅に変わります。
規則的につく電球問題の数直線を描くと良いと思います。

(2)A
(1)と同等の問題です。これも数直線がお勧めです。
ところで、長さの単位がミリメートルというのは新鮮ですね。
麻布ではときどきありますね。

(3)B
畑内の道の問題のように寄せます。
ここが黒で、ここが灰色で、ここが白でというように分かりやすくなり、工夫する楽しみのある問題です。
★「小5グランプリ算数」に収録予定


ここまで易しすぎて、警戒心が薄れると、あっさり9の倍数全部なんてやってしまうかもしれません。その場合は(3)でミスに気がつきます。

(1)B
10□□は9通り、11□□は8通りなどと数えていけばできるでしょう。

(2)A
5で3回割れるのは125の倍数です。
125と9の公倍数で、各位の和が9になるものを探します。

(3)B
2で5回割れるのは32の倍数です。
32と9の公倍数で、各位の和が9になるものを地道に探します。64の倍数になるものは除外します。
★「入試対策(学校別-聖光)」に収録予定


もうラストです。ここまで難易度判定はAとBばかりになってしまいました。
ラストはどうでしょう。パッと見は4番と似ていますが…

(1)黒はA、白つながりはC
黒は4倍になります。20×4=80個です。
白つながりは、もとの黒の中に1個できます。残りの白い部分は巨大な形で繋がっています。20+1=21個です。

(2)C
(1)とくらべて、全体の正方形の辺にくっついていた黒い正方形に1ヶ所できるので8ヶ所増えます。

(3)D
ラストは難しいです。麻布らしい問題です。
(2)の時点で、黒正方形は400個ありました。
(3)のAをやった時点で、白つながりは401個になります。(1)の考えを使えるかどうかがポイントです。
Bをやると、(2)と同じように全体の正方形の辺にくっついていた黒い正方形に1ヶ所できるので16ヶ所増えます。
★「入試対策(学校別-聖光・慶応湘南」に収録予定

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