補欠合格


補欠合格とは、正規の合格発表のときには、合格にならず、その後、繰り上げ合格となるパターンのことを言います。

学校側としては、定員数になるように合格を出しますが、合格しても入学を辞退して進学しない受験生がいるので、定員より多めの受験生に合格を出します。受験生に第1志望校とされている率が高い学校でも、定員数の1割増しくらいの合格者数にします。
ところが、入学辞退者数の読みが外れ、定員数に達しない場合、繰り上げ合格を出します。

補欠合格については、次の4つの形があります。

  1. 合格発表のとき、繰り上げ候補者とその繰り上げ順位を発表し、繰り上げ合格を出すとき、順位の小さい者から順に電話連絡する。(桜蔭・慶応普通部など)
  2. 合格発表のとき、繰り上げ候補者を発表し、繰り上げ合格を出すとき、公表はされていないけど、優先順に電話連絡する。
  3. 合格発表のとき、繰り上げ候補者は発表せず、繰り上げ合格が必要なとき、不合格者の中から得点が高い者から順に電話連絡する。
  4. 繰り上げ候補者も発表せず、繰り上げ合格も出さない。

1に関しては、番号が小さいと期待でき、番号が大きいと期待できませんが、例年のデータが気になるところです。しかし、毎年その結果は大きく異なっているので、あくまでも参考程度です。ときどき、いま何番くらいまで繰り上がっているのかを電話で学校に直接聞いてみても良いでしょう。意外と嫌な顔はされませんが、頻繁に電話をかけるのはどうかと思います。

2に関しては、期待せずに待つしかありません。1にもあてはまりますが、心では合格を期待しても良いですが、行動に移すべきではありません。

  • 合格連絡がくると信じ、翌日以降の受験パターンを強気でいく。
  • 合格連絡がくると信じ、すでに合格が決まっている学校の入学手続きはしない。

どちらもとても怖いことです。

塾の先生に、「くる」、「予測しにくい」のどちらのタイプか聞くのは良いでしょう。

変わった例として、豊島岡女子は、入学する意思があるかどうか(第1志望か)を確認して、繰り上げるらしいです。

3に関しては、昔、上司が、落ちた生徒すべてに、「繰り上げ合格の電話がくるから、期待して待ってろ」と言っていました。働く場所を間違えたと思いました。2月5日~13日くらいまでなら可能性はありますが、期待するのはどうかと思います。お子様の「かなりできた!」はあてになりませんので。

4に関しては、学校に敬服いたします。第1志望校としている受験生が多いことでもあります。

複数回受験機会のある学校では、補欠合格の出し方が様々です。テストの難易度が違いますし、受験生数、倍率も違うので、厄介なことです。
複数回受験しないと、補欠の資格がないと言い切る学校も結構あります。

縁故受験は、補欠になったら優遇するという学校もあります。

繰り上げ合格は2月5日~13日までが多く、2月20日くらいで激減します。
入試当日に早くも繰り上げ合格の電話があったという不思議な話もあります。
学校のHPで、日々、繰り上がり状況を更新してくれるサービス満点の学校もあります。

入学を辞退する場合、繰り上がり合格者に1日でも早く連絡がいくように、辞退の旨を学校に伝えてくれる保護者様もいますが、1月校のようにそれを見越している場合もあります。塾にどうすべきかアドバイスをもらっても良いでしょう。

何人くらい繰り上がるのかという質問は抜きにして、質問が多いのは

  • 繰り上がり合格の電話に出られなかったら、飛ばされるのか?
  • 繰り上がり合格で入学したら、勉強についていけないのでは?

前者は、「必ず電話を取れるようにして下さい」なんて言っていた時代もありますが、いまは、電話はつながるまでかけ続けますという学校ばかりです。携帯と固定電話を書いておけばその心配は無用です。

後者は、今回のテストで見たら、最下位層での入学と言えます。しかし、試験は水物です。2回テストをやったら、3割は入れ替わります。学力は最下位層ではないかもしれません。また、中学受験の勉強と中学からの勉強は大きく異なります。どの合格者も1回リセットされますので、これから次第です。模試などで、毎回判定が悪かったのに合格した場合はやや心配です。気を引き締めて、2、3月も思いっ切り遊ぶのは避けましょう。もちろん中学入試はゴールではないので、これはどの合格者にもいえます。
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